オリジナルシールを製造する際の糊選び

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デザインだけでなく糊の選び方もオリジナルシールを製造するにあたり、大きなポイントとなります。粘着の強度や特徴を理解した上で選ぶことで、用途に合った使用へと繋がります。
大きく分けて3つの粘着強度がありますが、普通タイプは様々な紙質に合わせて使用ができます。ただし剥がした後に糊やオリジナルシールの破片が付きやすいので、商品に直接貼る際には向いていません。
強粘着タイプは、消化器ラベルなど剥がしてはいけない用途で使用することが多いです。たとえ表面が凸凹していたり曲がっている場合でも、剥がれにくいことも特徴となっています。弱粘着タイプは、オフィスの付箋や病院の点滴など跡が残ると困る場面での使用が適しています。イメージを抱きにくい場合は、各種オリジナルシールの製作前に専門業者に相談すると良いでしょう。

用途に合った糊選びについて

業務用からプライベートなど様々な用途でオリジナルシールを製作しますが、糊も用途に合った選び方をすると良いでしょう。
冷食や冷凍用タイプは、水分が付きやすい環境下で使用します。普通の糊では剥がれやすいですが、専用のものを使用することで剥がれにくくなります。
印刷ミスを訂正する用途では、オリジナルシールの裏面を透けないようにする粘着糊があります。印刷紙と色を合わせたい場合では、適切な色の選び方が欠かせません。表面が凸凹した面で使用する際は、砥石用が良いです。ただし、一度貼ると剥がれませんし貼り直しもできません。使用する際には、注意が必要となります。

上手に剥がしたい場合の豆知識

オリジナルシールを用途に合わせて使用して貼った後でも、何かしらの理由で剥がす場面も出て来ます。
ホームセンターで販売している剥がし材でも、上手に剥がすことはできます。オリジナルシールに添付をして、一定時間待ち丁寧に剥がせば跡は残りません。ヘラを使用することで、よりスムーズな作業へと繋がります。
生活用品の一つドライヤーを使用する場合は、加熱することで粘着力を低下させることができます。角を少しづつゆっくりと剥がしていくと良いでしょう。ただし、熱に弱い素材では、この作業は向いていません。中性洗剤も、オリジナルシールが撥水加工されていない場合に使えます。洗剤をかけたものをラップで覆い、15分程度放置してから剥がしていきます。素材が変色をしやすいので、作業後はしっかりと拭きとることは必要です。