オリジナルシールのデータ入稿にあたって
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オリジナルシールのデザインが仕上がり、見積もり金額に納得をすれば印刷作業に入ります。インターネットから受付をしている業者の場合は、データ入稿の作業が必要です。
カラーは業者の基準で印刷をしますから、入稿した際色が異なる場合があります。原寸サイズで入稿する場合で、拡大などの調整をしてもらえない時は、カットラインの作成も自分で行います。切り取る角度が小さいと、折り返し地点が綺麗に仕上がりません。内側には、オリジナルシールの形態に合わせた余白が必要です。そのため余分な線を入れることで、切れた状態での仕上がりとなります。業者によってはホームページの動画を用いてカットラインの作成方法を掲載しているので、確認すると良いでしょう。

納品形態に合わせたカットの仕方

様々なタイプのオリジナルシールがありますが、納品形態によりカットの仕方は異なります。業務用の場合は、1枚に複数枚同じデザインが印刷されているものが多いです。ノベルティなどお客さんに配る用途で使う場合は、バラ納品の形が良いでしょう。各種余白や塗り足し、最小サイズの指定がありますからそれを基に製作をしていきます。
大判サイズだと、余白や塗り足しする長さも相応に必要となります。自由カットで製作をすると、1枚のオリジナルシールと台紙がデザインに合わせてカットされます。台紙が見えないことで、見た目の印象も良くなります。データ入稿をする際相応に容量が要りますから、予め圧縮したうえで行うようになるでしょう。

入稿後修正が必要となれば時間を要します

入稿した後にデータに不備があったり、規定の余白などが無い場合は修正依頼を求められる場合があります。その分、オリジナルシールの仕上がりに時間が掛かるうえ、場合によっては追加料金を求められます。
納品前に、各自で確認をすることでこの問題を防ぐことができます。初めての場合では、業者によっては納品前の事前チェックを行っていることもあります。そのうえで、アドバイスを受けたうえで納品へと繋げていきます。
業者のホームページに印刷に関する豆知識を掲載している場合は、参考にすると良いです。オリジナルシールの入稿するデータに合わせたポイントを掲載していると、よりイメージを抱きやすくなります。それでも難しい場合は電話やメールで相談する方法もありますが、明確な説明をしてくれるか否かによって信頼の高さを図れます。

オリジナルシールの再剥離糊
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再剥離糊は、粘着が一般的なものよりも弱いことが特徴の素材です。オリジナルシールに使用すれば貼るものを傷めずにすみます。糊が残らないのではがしやすいも特徴で、使い勝手の良さがあります。テレビなどの家電製品やプラスチックを保護する目的でも使わていて、業務用や家庭用としても使い勝手が良いことも特徴の一つです。
貼って剥がせる弱粘着タイプも、イベントで一定期間使用した後に剥がして再度利用することが可能です。粘着力も幅広く、しっかりと剥がれるタイプから段ボール用で少し頑丈なものまであります。小売店のセールでガラス食器などに貼りつけられています。また家電製品に貼られることもあります。どちらも購入後きれいに剥がせるシールとして活用されています。

強粘着再剥離糊の特徴

粘着力が高いものとして、強粘着再剥離糊があります。窓ガラスや自動販売機など、ぴったりと貼り付けて剥がす際にはきれいにしたい場合に向いています。長時間使用しても、跡が残らないことが魅力を高めています。特に自動販売機では商品の入れ替えをする機会が多いので、使用頻度は高くなりやすいです。強粘着再剥離糊に種類があり、Rt-Hはフィルム用で比較的粘着力があります。
これで弱い場合では、SP-Hというタイプもあります。更に強度であるうえ、剥がす際も綺麗にできます。曲がっているものやシボ加工のような凹凸部分にも貼れますから、使用する幅は相応に広いです。各種類に合わせて剥離紙は異なりますので、紙選びも大きなポイントとなるでしょう。そのうえで、予算や用途に合わせたオリジナルシールの製作へと繋がります。

様々なタイプのオリジナルシールと正しく貼る豆知識

オリジナルシールでは、再剥離タイプだけでなく複数のものがあります。糊無しタイプだと、静電気などで吸い付くように貼ることが可能です。スマホなど液晶画面を保護する目的でも使用されやすいです。セキュリティー向けのオリジナルシールもありますが、剥がした跡がわかる仕組みです。製品の検品検査後や化粧品の封鍼用としても使われます。
シールの粘着剤は、概ね高温多湿と直射日光が当たる環境下に置くと、柔らかくなります。保管をする際、これらの場所を避けると良いでしょう。再剥離のシールを貼る際、より粘着力を高めるために水や油が付着していたら、綺麗に拭き取ると良いでしょう。貼りつけたあと、概ね24時間経てば、完全に接着できます。

オリジナルシールを製造する際の糊選び
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デザインだけでなく糊の選び方もオリジナルシールを製造するにあたり、大きなポイントとなります。粘着の強度や特徴を理解した上で選ぶことで、用途に合った使用へと繋がります。
大きく分けて3つの粘着強度がありますが、普通タイプは様々な紙質に合わせて使用ができます。ただし剥がした後に糊やオリジナルシールの破片が付きやすいので、商品に直接貼る際には向いていません。
強粘着タイプは、消化器ラベルなど剥がしてはいけない用途で使用することが多いです。たとえ表面が凸凹していたり曲がっている場合でも、剥がれにくいことも特徴となっています。弱粘着タイプは、オフィスの付箋や病院の点滴など跡が残ると困る場面での使用が適しています。イメージを抱きにくい場合は、各種オリジナルシールの製作前に専門業者に相談すると良いでしょう。

用途に合った糊選びについて

業務用からプライベートなど様々な用途でオリジナルシールを製作しますが、糊も用途に合った選び方をすると良いでしょう。
冷食や冷凍用タイプは、水分が付きやすい環境下で使用します。普通の糊では剥がれやすいですが、専用のものを使用することで剥がれにくくなります。
印刷ミスを訂正する用途では、オリジナルシールの裏面を透けないようにする粘着糊があります。印刷紙と色を合わせたい場合では、適切な色の選び方が欠かせません。表面が凸凹した面で使用する際は、砥石用が良いです。ただし、一度貼ると剥がれませんし貼り直しもできません。使用する際には、注意が必要となります。

上手に剥がしたい場合の豆知識

オリジナルシールを用途に合わせて使用して貼った後でも、何かしらの理由で剥がす場面も出て来ます。
ホームセンターで販売している剥がし材でも、上手に剥がすことはできます。オリジナルシールに添付をして、一定時間待ち丁寧に剥がせば跡は残りません。ヘラを使用することで、よりスムーズな作業へと繋がります。
生活用品の一つドライヤーを使用する場合は、加熱することで粘着力を低下させることができます。角を少しづつゆっくりと剥がしていくと良いでしょう。ただし、熱に弱い素材では、この作業は向いていません。中性洗剤も、オリジナルシールが撥水加工されていない場合に使えます。洗剤をかけたものをラップで覆い、15分程度放置してから剥がしていきます。素材が変色をしやすいので、作業後はしっかりと拭きとることは必要です。

業務用オリジナルシールについて
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業務用で、バーコードや新商品の販売の用途でオリジナルシールを必要とする場合があります。初めての場合、紙の種類や粘着力などの選び方で迷われる場合もあります。
冷蔵や冷凍商品にオリジナルシールを貼る場合は、冷食糊を使用すると良いでしょう。より耐久性を高めたい場合は、ユポや非耐水性タイプだと効果は更に増します。
擦れや摩擦に伴う色あせを防ぐためには、ラミネート加工をすると良いでしょう。オリジナルシールの表面に透明フィルムを加工することで、表面を保護します。艶消しを出すことも可能で、ワンランク上の見栄えも得られます。フィルムの材質にも種類があり、屋内向けにはポリプロピレン、屋外用ではポリエステルタイプを使用することが一般的となります。

ユポタイプの合成紙について

ユポタイプ合成紙の主原料はポリプロピレン樹脂で、耐水性が高く破れにくい素材が特徴となっています。
質感はマット調であり、マット系の塗料を塗った紙で高級感を演出してくれます。光沢が抑えられて、表面にテカリがないため目に優しい素材です。オリジナルシールの素材としても、落ち着いた上質な仕上がりを得やすくなります。表面コートがインクに馴染みやすい性質でもあり、色の再現率を高められます。
ユポ紙は、水に浮く軽さで印刷物の軽量化を図れます。主原料が炭素と水素ですから、燃やした時に有害物質を発生させません。資源としても再利用しやすいことも、魅力を高めています。油や酸などの有機溶剤にも強く、品質の劣化を起こしにくいことも特徴となっています。

価格を抑えたい場合の紙の種類について

オリジナルシールの製造にあたり、紙質により費用は変わってきます。可能な範囲費用を抑えたい場合向けの素材も複数あります。
上質紙は耐水性はないですが、印刷加工に優れた適性を持つ非塗工原紙です。捺印や後書きが可能なため、荷札や品質管理の用途でも利用しやすいことが特徴となっています。インキを吸い込みやすいため、バーコードや品質管理のような単色印刷には特に向いています。
アート紙の場合は、表面に顔料をコートした素材です。表面に艶があり、カラー印刷でも発色が良いことも特徴の一つです。ノベルティーの用途で使用する場合は、ラミネート加工をすることで耐久性を高めます。
各種素材についてわからないことがあれば、業者にサンプルを取り寄せることもできます。手に取ることで、オリジナルシールの仕上がりイメージを抱きやすくなるでしょう。